猫専用賃貸に住むべき理由

アフター・コロナ以降、皆さんの猫専用賃貸に住みたい理由に変化が起こっていると感じています。お話を伺うと「ペット可の賃貸に住んでいるがリモートワークの人が増え、自宅にいる時間が増えた。猫が本棚の上から飛び降りたときの音が騒音として、管理会社に苦情が入ったので住み辛さを感じ引っ越しを検討している。」と仰ります。同様の悩みを抱えた方がとても増えました。10年前に比べると、単独男性のお問い合わせが増えたりと、猫を飼う賃貸状況も変わって来ています。そんな中でも人々が「猫を飼っている人と猫しか飼ってはいけない賃貸」に集まる理由、猫飼いが賃貸を探す際は猫専用にした方が良い理由を解説します。とは言え、昨今では猫共生物件も増え、何を持ってして「猫共生」と謳うのか、千差万別なのも事実。ここでは誰が作ったとして「1棟まるごと猫オンリー」の物件を指して解説したいと思います。

最大の理由、それは…

最初に結論を言いましょう。猫飼いが猫しか飼えない物件に住むべき最大の理由、それは

飼っている動物が猫しかいない

からです。私のアカウントで行ったXでのアンケートでは、4割の方が「同じ賃貸に犬がいるのが嫌。」と答えました。ペット可賃貸で飼われている動物の内訳は、犬猫で半々が一般的かと思いますが、猫しか飼っていない人からすると「犬の鳴き声がうるさい」「ウチの猫が怯えないかしら?」と心配になるとの声を聞きます。正直な所、猫は一般的に順応力に優れているので、しばらく住めば犬の鳴き声などには慣れるものです。(個体差はあります。)問題はそこより、人間側のマインドにあります。冒頭「猫の飛び降りる音で苦情が来た」件に問題の根底をあらわにしていると思うのです。つまり、猫と飼う人と犬を飼う人とでマインドが違うのです。

猫と犬は全く違う生物

犬と猫は全く違う生き物だと言うことを今一度思い出してみて欲しいのです。例えば、犬は平面の生き物で広い原っぱがあれば走り回って遊ぶ事ができます。一方、猫は3次元の生き物で、高い所が大好きです。犬の飼い主は犬をお散歩に連れて外で遊ばせるので、室内で滅多やたらに走り回ったり、ジャンプしたり、高い所に登ったりすることは少ないはずです。猫は基本的にお散歩に外へ行かないので、1日中部屋の中で過ごします。この習性を知らない、慣れていない犬の飼い主がリモートワークで部屋で過ごす事が多くなり、ドスンという猫が着地する音にびっくりして管理会社に苦情を入れる気持ちも理解出来ます。

これが猫専用賃貸、猫しか飼ってはいけない賃貸だったらどうでしょう?猫の立てる多少のドタバタ音は「運動会始まったな?」、「トイレハイかな?」と、「お互い様」という境地で寛容に接することが出来るのではないでしょうか。Gatos Aptが監修したMaison miicoでは吸音材の使用、壁厚を厚くするなど上下左右の音対策を行い、万全の体制を整えています。それでも完全に生活音を防ぐことは不可能です。人間は一度気になると神経質になる生き物、「ほら!また音がした!」と神経質になりがちです。これを緩和出来る、自分も含めて寛容になれる住宅があれば安心して生活することが出来るのに…それを叶えることが出来るのが「猫しか飼っちゃダメな賃貸」なのです。猫を飼っている又はこれから飼おうと思っている方で賃貸暮らしをお考えでしたら、是非、猫専用賃貸を視野にお部屋探しを行ってみてください。