DIY! 賃貸業とその周辺のアヤフヤなお金の話し

前回のちょい過激なエントリー(の割には反響のなかった 苦笑)でお伝えしたお部屋のクリーニングが実際に入った時の話しです。
当アパートは35平米のちょっと広めの部屋ですが、きっと3名くらいの
職人さんがよってたかってクリーニングをしてくれるのだとばかり思ってました。当日、表れたのは軽トラに乗った初老の男性お一人。

アバウトな退去査定のツケ

「え!お一人でやるんですか?(驚)」
「はい、この位の広さだったら通常一人ですね。」

床、壁、キッチン、バス、トイレ、エアコン…35平米とは言え、独りでは辛かろう…と若干の不安を感じつつ、相手もプロだからな、と半ば自分を納得させて、職人さん9:00AMに作業を開始です。
まずは靴箱やクローゼットの棚板、網戸、換気扇など外せるものを外して洗浄、それらをベランダで干している間に、床・壁の洗浄…と懸命に作業をしてくださいました。
「すいませーん、チェックしてください。」と声がかかったのは、

夜8:00でした!
正味12時間!

途中、お茶を持って偵察に行った時に顔を引きつらせながら「昼を食べる暇がないですよ…」とボヤいていたのでヤバそうだな、とは思ったのですが…。
これだけ時間を掛けてクリーニングを施したお部屋はどんなでしょう、早速チェックです。

…。あれ?ココとココにちょっとシミが…。

「これ、染み込んじゃってるから取れないですね。もし取るなら全交換です。」

え!査定のとき「洗浄で取れる。」って言ってたのに。とは言えほぼ重箱の隅を突っつく位の勢いだったので、普通は許容範囲なんでしょうね…。ツブさに見て行くと、トイレの紙巻き機が取れかけていることに気づきました。グラグラ。あれ?昨日見たときは平気だったのに…、もしかしてクリーニング中に…?
と、所々に時間切れ故のホドホド感が…。

やっぱり2人は必要だよなぁ…。

今回、不動産管理会社〜査定会社〜クリーニング業者と1部屋のクリーニングに3媒体が絡んでいます。中間マージンによる人件費削減の煽りですね。

次からは「直に依頼しよう!」と思いました。間に人が入れば入るほどロクな事にはならないものです。

仕方ないので自分でやる

時間もないし、職人さんは12時間かけて一生懸命やってくれたのは分かっているので、気に食わない部分は自分でやることにしました。

1. ベランダの木柵の清掃

ベランダに設置してある高さ2mの木製柵は、Gatos Aptの特徴の一つですが、材質が船の甲板で使うものを使用していて経年劣化と共に色の変化が楽しめるようなものにしています。2年経った塀は、若干くすんで来ていたので清掃することにしました。
まずは水をバシャバシャかけて、デッキブラシでゴシゴシと洗浄、1日置いて、良く乾いたことを確認して屋外用水性ステインを塗装します。1リッター缶を買ってきましたが、途中で全部なくなるという事態に。途中で雨が降ってきたりして結局、3日かかりました。でもお陰で色が良くなりました。

2. キッチンシンクの磨き

キッチンシンクって曇りがでますよね。その曇りがちゃんと取れてなかったのです。「これ以上はヤスリで削るしかない。」と言われてしまい作業打ち止めだったので、「激落ち君」で磨きました。ま、これもヤスリなので、削っていることになるのですが、こちらも時間をかけたら納得できる位のキレイさにはなりました。

3. 壁のレタッチ

Gatos Aptの壁はペンキ塗りなのです。地震の影響でボードの境目がどうしてもひび割れてしまうのです。これをチマチマとペンキ塗りを施しました。

4. ペーパーホルダーの交換

今回、最大の山場。グラグラになったペーパーホルダーの交換です。まずペーパーホルダーを購入しなければなりません。ホームセンターを廻ったのですが、種類がないのです。あってもいかにもな安っぽいものばかり。TOTOやLIXILなどの直営店は、値段が高いので今回はネットで購入です。購入したのはTOTO製のコレ。

超、普通。でも、そこが良いかなと。¥1,300ほどで買えました。
まず前に付いていたネジ穴をコーキングパテで埋め、その上からペンキを塗って下処理、位置をずらしてネジ穴開けです。
私、知らなかったのですがパネルに固定するときはこういうモノを使うのですね。

アンカー。まずこれを打ち付けて、この上からネジを入れて行きます。そうするとアンカーの先が割れて、中のボードに固定されるという仕組み。

出来上がりがコチラ。

威張る程のものじゃない。笑

作業費のほとんどが人件費

紙巻き器の取付にいくらかかるか査定業者に聞いたところ、しばらく考えた後で「¥1万でやりますよ。」との回答。事情を勘案した上での値段だとすると、単体ならもっと高いの?とも思いましたが、この値段、紙巻き器の購入代金抜きの値段です。つまり「人件費」ですね。大工さんや、施工業者さんと料金の話しをしていると、大体¥1万単位で考える方が多いようですね。で、明確な料金がない場合が多い印象。

「んー¥3万でやりますよ。」
「¥5万で請負ます。」

こういうセリフを良く聞きました。
その度に「明細を出してください!」と言いたくなる衝動に駆られ、実は何度か言って喧嘩寸前になった事がありますが…。要は「肌感覚」で決めている所が多々あるのです。で、作業自体はそんなに難しい作業ではなく、シロウトの私でも出来てしまうようなものも少なくない。時間さえあれば自分でやった方が早いし安い、というケースが多いのです。

では技術と料金の可視化を

「そんな時間がないから、全部頼むんだよ。」という大多数の大家さんの声が聞こえてきそうですが、であれば職人さんのスキルと、そのスキルに対する料金を明確に視覚化してくれないと頼む方も頼めないよなぁ、と思うのです。正確に言うと「仕事を依頼して、仕事ぶりを見て初めてその人のスキルが分かる。」仕組みなので、ドンブリ勘定の言い値がまかり通ってしまう業界、だと思うのです。

その人のスキルレベルが客観的に分かって、料金の目安が提示されていれば、仕事を依頼する指標になりますよね?こういう仕組みがないから、中間業者が増えるし、職人さんは「仕事がない」って嘆く訳ですよね。それは業界がスキルと対価を意図的に見えなくしていることに原因じゃないかと思うのです。

探してみると、アメリカには既にありました。

このRedbeaconというWebサービス。Mewllyでいま作っているnecomoriの仕組みがそのまま応用できるので、折りを見て作ろうと思ってます。猫可賃貸専用サイトとどっちが先かな。笑

ライトな話題を書こうと思って気付けばこんなことに。苦笑 今回の紙巻きも自分でやれば¥1,300に対して、仮に業者発注だと¥11,300だった訳で、自分でできる部分は極力、自分でやるのが吉だと言うお話しでした。

そう、時間さえあればね!

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