動物愛護法改正で変わること

日本には「動物愛護管理法」という法律があります。人に飼われているほ乳類、鳥類、は虫類を愛護動物と呼び、「餌をあげなくて衰弱死させたら罰金¥50万」とか「捨てたりしたら罰金¥50万」とか、動物虐待を防止する意味合いで昭和48年に制定された法律です。この法律が改正され、本日2013年9月1日から施行されました。何が変わったのかまとめてみました。

業者向けパンフレットのPDFはコチラ

保健所に連れて行っても追い返されます

全国の自治体に持ち込まれる捨て犬・猫の数は年間42万頭、うちネコは24万頭と言われています。こうしたネコたちは施設に収容されてから2〜3日で殺処分されています。
引き取りに訪れる人々の理由は様々ながら、持ち込まれた動物の受け取りを行政側が拒否することはできませんでしたが、今回の改正で行政側が拒否権を持つことになりました。拒否対象は主に下記のケース。
  • 動物取扱業者が持ち込んだ場合
  • 繰り返し持ち込んだ場合
  • 老齢・病気が理由の場合
ペット販売を行っている業者が、売れ残って商品価値のなくなった動物を持ち込んだ場合は一律、アウト。「今までなかったのかよ!と言うか業者って普通に持ち込むのかよ!」と驚愕の事実です。ペットショップ、なくなれば良いのにな。

ネット通販でペットを買っちゃダメ!

「動物取扱業者」(今回の改正で「第一種動物取扱業者」変名)とは、平たく言うとこういう店や人たちのこと。
  • ペットショップ
  • 保護シェルター
  • 動物プロダクション
  • 動物園
  • 水族館
  • ブリーダー
  • トリマー
  • ペットシッター
  • 動物調教師
保護シェルター運営など非営利団体は今回の改正で「第二種動物取扱業」に分類され、届出が義務づけられました。他にも業者は年1回の所有状況報告などが追加されましたが、ココで一番重要なのが販売に関する改正。まずペットをネット通販で「一度も見ることなく」買うことが禁止。ちゃんと対面でしっかり説明して、買い主も個体をちゃんと目視してからじゃないとダメよ、と言う法律です。うわー、動物でセドリみたいな事をする奴らがいる訳ね!とここでもまた驚愕、と言うかドン引き。
そして生後56日経たない犬猫の販売・展示が禁止。これは、この期間に親猫からの躾や兄弟と過すことにより社会性を養うからという理由のようです。こういう時期を独りで過した犬や猫は吠えたり、甘噛みの加減が分からなかったりするので、飼い主が飼育をギブアップしないようにするための措置だそうです。

猫カフェは22時までオープンしてOK

これは今回の改正ではなく、2013年6月1日に改正された項目ですが、ペットショップは20:00には閉店しなさい、という規制が加わりました。これ、六本木と新宿にある某ペットショップが対象なんだろうな。
この規制には、「但し成猫が休息できる設備に自由に移動できる状態で展示する場合は、平成26年5月31日までの間、午後8時から午後10時の間は展示規制の対象外となります。」という猫カフェ救済措置であろう但し書が追加されています。これにより暫定的に、猫カフェは22時までオープンしてOKとなりました。来年からどうするんですかね。

ペットを飼う前に責任を負うことをキッチリ認識してほしい

心配なのは、こういう身勝手な輩が実際に断られた場合、平気でその辺に棄ててしまいそうなこと。こういう法律って「改正しました!」って宣言するだけじゃなくて「こういう風に改正されたから、ペット飼う(買う)前に、肝に銘じてね!」って活動をすべきだと思うんですよね。なのでこの記事は、ここを見に来てくださっている皆さんではなく、もっと意識の低い人たちに見てもらいたいです。
「引っ越すから」「子供産んじゃって飼いきれないから」「(人間が)子供ができたから」「お金がかかるから」「うるさいから」「かわいくないから」「飽きたから」「恋人が嫌がるから」「他の動物を飼うことにしたから」などなど、人間の身勝手な理由で処分場へ持ち込まれる動物たちは、今回改正された「終生飼養の徹底」に反するため、引き受け拒否対象となります。
上に書いたようなことを「しちゃうかも…」とちょっとでも思ったら、ペットと一緒に住むことは諦めましょうね。

Category