ネズミが最高のお食事だって?

野良猫と飼い猫の決定的な違い、それは「食料の確保が必要か?」でしょう。時折、人間から餌を貰うことはあっても、野良猫の場合、食事は自前で用意しなければなりません。前回のエントリーで、ネコはネズミを捕ることで人間と共存関係を築いた、と書きました。今回はネズミについて考察してみたいと思います。

なんとネズミは完全食だった!

現代の日本において、室内飼いのイエネコがネズミを捕まえることは極めて稀なことだと思います。猟りは本能レベルで残っているとは言うものの、猟りの方法は幼い頃に母ネコから教わります。これを教わらないと、ネズミと遭遇しても「何か動く面白いもの!」としか認識せず捕食までは至らないと言われています。要はやり方をしらないから捕まえられない、ということですね。時折、ラッキー(?)なことに猟りを知らない子がネズミを捕まえ、飼い主の前でバリバリ食べちゃった、なんて話しを聞きます。ノラネコがネズミを捕まえた場合、骨まで食べて何も残らないのだそうです。多分「サイコーに旨い!」からなのでしょうが、実はこのネズミ、ネコにとっては理想的な食料と言われています。
ネズミ1匹で、ネコに必要な1日分の養分をバッチリ補うことができるのだとか。

ネコが野菜を摂るオドロキの方法

ネコは肉食なので、野菜や穀物を消化する機能が備わっていません。しかし野菜などから摂れるミネラルやビタミンなどの栄養素は生命を維持するに必須なのです。ここでネズミの登場、草食性のネズミを食べることにより野菜類や穀物類を摂取できるのです!つまり、
ネズミの胃に残る食べかけ野菜を一緒に食べる

のですよ。野菜類は消化酵素を持つネズミがすでに消化してくれているのでネコが食べても大丈夫、天才ですね。笑
この他、ネコは雨水や水たまりを好んで飲みます。人間からすると「そんな道ばたの水たまりで水を飲んで汚い!」と思いますが、こういう水にはネコに必要なミネラル分を多く含んでいることが多く、ネコの健康には良かったりします。

室内猫は何を食べれば良いの?

ネズミを捕ることのない室内飼いのネコには何を与えれば良いのでしょう?猫用の総合食を与えましょう。更に言うとマグネシウムの少ないものを選ぶと良いです。島国日本では昔から「ネコには魚」というイメージが付いていますが、必ずしも魚が最高の食事ではなく、時には毒にもなるのです。魚の脂分を分解する酵素を持っていなかったり、幾つか理由がありますが、詳しくは以前のエントリーを参照してみてください。で、このマグネシウム、日本人は青魚、欧米人はミルクからの摂取が最多と言われています。この青魚が入ったドライフード、ウェットフードが多いのです、実は。理由は簡単、安いから。このマグネシウムを多量に摂取すると尿路結石になりやすくなります。結石はマグネシウムとリンが結合してできる石ですからね。人間だって尿路結石は地獄の苦しみですよね?ネコも一緒です。

バランス良く、程よい量を

でもマグネシウムもネコにとっては必須ミネラルなのです。長い事、外で生活することが当たり前だったネコにとって、完全室内で飼育されるようになったのは、つい最近のこと。「これだけ食べさせておけば大丈夫!」という完全総合食品はまだ登場していないので、飼い主が責任を持って、バランスの取れた食事を用意してあげることが重要ですね。
は!「ネズミ丸ごと入り」ってキャットフードを作れば全ての問題が解決するんじゃ?なんて思ったりして。笑

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